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  • 執筆者の写真CAPS編集室

#10 新たな道を切り開くQAエンジニアの挑戦の日々

仕事に熱狂したい!終わりがない成長への道のり


QAを経験後、現在はQAエンジニアとして活躍中の福岡メンバーにお話を伺いました。

【人物紹介】

[アカツキ福岡/山﨑 祥平]

自動車関連の企業で7年間勤務し、2017年6月よりアカツキにジョイン。アカツキ福岡の立ち上げ期に参画し、検証業務や検証チームのリーダーを経験後、現在は、QAエンジニアとして活躍中。



やろうと思えばやれる!アカツキ福岡との出会い。


──アカツキ福岡に入社するまでの経緯を教えてください。

アカツキ福岡に入社する前は、自動車関連の企業で7年間勤務していました。

高校在学中に自動車やバイクにのめり込んでいったことからこの企業に就職をしたのですが、デジタルの世界にも興味を持っていたため、入社後の3〜4年は、デジタル部門に在籍させてもらい、3Dソフトなどを使って車をつくる製造ラインの設計をしていました。その後は、設備の設計から工事管理、現地設置後の量産に向けた不具合対応など、決められた期間で複数の取引先と調整し、設備の仕上げまでを担当する役割を担っていました。

転職を考えたのは、子供ができたタイミングで「自分のやりたいことに挑戦できる最後のチャンスかもしれない」と思い、「自分がやりたいことはなんなのか?」を改めて考え直したことがきっかけです。

その結果「エンジニアとして仕事に熱狂してみたい」という思いにたどり着き、その感情に基づいて転職先を探しました。

そんな中でアカツキ福岡の求人に出会い、選考を通して会社への志望度が高まったため、入社に至りました。

──入社を決意した決め手を教えてください。

選考を通して「この会社であれば、成長できそうだな」と感じたからですね。

具体的には、面接の中で「自分はどうしたいのか・どう考えたのか」という質問を投げかけられることが多かったのですが、それまでの人生で、そういったことを考える機会はほとんどなかったなと実感したんです。

新卒で入社した会社では、目標や目的は上から降りてくるもので、そこに向かってどのように頑張るかを考える機会はありましたが、目標や目的自体を自分で考えることはありませんでした。

そういった点から、「自分の意思で目標を掲げ、挑戦する環境がある=成長できそうだな」と感じ、「ここで働きたい」と思いました。

エンジニアになるという目標をすぐすぐ叶えられるわけではありませんでしたが、QAの仕事を通じてエンジニアがどのようなことをしているのかを見る側になって学べるなと考えたので、「将来的にエンジニアになるために努力をする」という覚悟をもって、「まずはここから頑張ろう」と思えましたね。

──当時、QAからエンジニアになるための道は描けていましたか?

正直、明確な道は描けていなかったです。

当時の面接官には「道が用意されているわけではない。ただ、やろうと思えばやれるし、やる気がないならやれないよ」という回答をもらったことを覚えています(笑)

一見厳しい回答に思えますが、僕にとってはプラスな回答で、「あ、やろうと思えばやれるんだ」って前向きな気持ちになれましたね。




「自分の選択は正しいのか?」葛藤に向き合ったQA時代



──QAとして入社をしてみて、率直にどうでしたか?

検証業務そのものは、前職と似ている点もたくさんあった為、大きな苦労はありませんでした。

ただ、入社2年目の時に、リーダーとして福岡に新たなQAチームを立ち上げることになった時は、常に葛藤と隣り合わせでしたね。

──具体的にはどのような葛藤があったのですか?

例えば、ゲームの仕様に変更が生じた際、QAとして検証をやりなおす必要がありますが、僕自身は、多少無理な日程であっても苦労することを選んで、メンバーに業務の分担を依頼していました。「福岡のQAチームは頼りになるチームだと思ってもらう為に、今は頑張るべきだ」と考えていたので。

ただ、発足したばかりのチームでは「より良いゲームを届けられるならやろう」と同意するメンバーもいれば、「この日程では無理だ」と主張するメンバーもおり、QAという業務に対してそれぞれの思いがあればあるほど衝突の回数は多くなりました。

そうした中、僕の性格上、「自分で選択した手前、仲間に作業分担のお願いはできない」という考えに陥ってしまい、一時期は、チーム内で議論を発展させるフェーズを飛ばして、自分一人でやってしまうということも増えていきました。

この時期は「自分の選択は、本当に正しいのか?」と葛藤を繰り返しましたし、とにかくしんどかったですね。

──「福岡のQAチームのことを、頼りになるチームとして思ってもらう為に、今は頑張るべきだ」と考えていたのはどうしてですか?

当時、福岡に新たなQAチームを立ち上げるという目的で動いていたのですが、ここで結果を出さなければ、今後、福岡に新たな検証を任せるという選択肢はなくなるだろうなと考えていたからです。

今もこの考えは変わりませんが、「アカツキ福岡のQAチームが検証を担う意義」というのを東京のメンバーに感じてもらえなければ、アカツキ福岡の可能性は広がっていかないと思っています。

なので、将来のアカツキ福岡の可能性を広げるためにも、目の前のことをやりきって成果を出し、東京のメンバーと信頼関係を構築していくことが、最優先だと考えていました。

──そういった想いもある中で、当時はどのようにして葛藤を乗り越えたのですか?

「自分でやってしまおう」と思ってやったとしても、一度や二度のことではないので、継続してやり続けることは不可能だということに気づいたんです。

永続的に成果を出していくためには、チームでの協働が必要不可欠だなと。

なのでまずは、「自分がどういう想いをもって、この仕事に携わっているか」といった想いの部分を、メンバーの皆に伝えていくことから始めました。ただ単に「やらないといけないから、やってください」では、メンバーからすると動機付けになりませんし、それで取り組んだとしても、皆が無理をするだけであって苦しい状況になるだけだなとと思ったので。


──当時はどんな風に想いを伝えられたんですか?


プランナーやディレクター、エンジニアといった東京メンバーとやりとりする中で、「より良いゲームづくり」に対する熱量をひしひしと感じていたので、QAチームとしてその熱量に応えたいという想いや、今後のアカツキ福岡の可能性を広げるためにも、自分たちがきちんと信頼されるチームになっていきたいといった想いを伝えていきましたね。


最初から共感を得られたかというと決してそうではありませんでしたが、伝え続けることで、徐々にメンバーから“単なる否定”ではなく、“意見”が増えていって、チームとして「全員で問題を改善する文化」が定着していったように感じます。

そういうステップを踏んで「信頼貯金」を築いていった先に、お互いの共感が生まれ、僕自身の葛藤もなくなっていきました。




仕事に向き合い、未来に向けて研さんを重ねる日々



──QAでの経験を経て、現在QAエンジニアに転身した経緯を教えてください。


入社当時に抱いていた「エンジニアになりたい」という目標は、QAとして過ごしていた期間中もずっとあって、確固たる意志で支えられていました。


そのため、検証業務を楽にする為に、勉強したプログラミングの知識を活かして検証シートを改修する等、まずはできることから小さな成功体験を積むことを意識して行動していました。


QAとして検証業務と並行しながら「検証業務をより効率的におこなえるように、改善できる箇所はないか?」にアンテナをはり、改善したい箇所が見つかれば、独学で身につけたプログラミングの知識を活かして実装してみる。その過程で足りない知識やスキルがあれば、独学でスキルアップを模索し続ける。


そういったサイクルを、入社してから継続して回し続けていました。


一方で、入社してエンジニアの仕事が直で見えるようになったことで、エンジニアになることのハードルがどれだけ高いのかも、明瞭になっていきました。勉強はし続けていたので基本的な知識は身についていきましたが、エンジニアに近づいていっている実感は全く持てていませんでしたね。


そうした状況の中で、東京で開発エンジニアをしていたメンバーが、拠点を福岡に移しQAエンジニアのチームを立ち上げるという話が出てきたので、まずは自分の立ち位置を友さんに率直に聞きにいきました。「自分はここまではできるけど、ここからはわかっていない。エンジニアになる為には、ここから何をすればいいのか」と。


そうした後に、実際に友さんが東京から福岡に活動拠点を移したタイミングで「一緒にチームとしてやっていこう」という風に声をかけてもらえて、2020年6月にQAエンジニアに転身しました。



──QAエンジニアになれた理由を挙げるとしたら、自分なりにどう分析しますか?


まずは、自分の役割をやりきったという点ですかね。

未経験からQAになり、福岡に新たな検証チームを立ち上げるという役割の中でそれをやりきれたのは「未経験でエンジニアになったとしても、やりきってくれそう」という信頼につながったのではないかと思っています。


それから「エンジニアになりたい」という想いを声に出し続けて、諦めずに努力し続けていたことも大きいと思います。1on1などの場で自分の将来について話す機会も多かったですが、その度に「どうしたらなれますかね」っていうのをずっと言い続けていたので。(笑)


そういった積み重ねが、友さんが福岡にやってきてエンジニアチームを立ち上げるという、たまたま生まれた機会に結びついていったんだと思います。



QAエンジニアとしてのこれからの挑戦



──実際にQAエンジニアに転身をして、今はどのようなことを目指していますか?


まずは「自分はエンジニアだ」というのをきちんと名乗れるようになりたいです。

アカツキのエンジニアって、技術力がすごく高いんですよね。そういう人たちと対等にやっていくには全然届いていないですし、学ぶことがたくさんあります。時間はかかるかもしれませんが、「自分はエンジニアなんだ」と自分自身で認められるまでになりたいなと思います。


それから、QAからエンジニアを目指すメンバーに対して「福岡でもできる」ということを証明できる存在になりたいです。


例えると、コロンブスのような存在ですかね。「大陸はあったよ。そこに向かう道のりは違うかもしれないけれど、目指して進むことは決して無駄にはならないよ」という風に(笑)


自分の目標に向かって本気で取り組んでいるメンバーに対して、僕自身の体験談も踏まえながら、エンジニアになるための道のりを伝えていきたいですし、そのためにまずは、僕自身がQAエンジニアとして成果を残して、できるということを証明していかなければならないと思っています。



──入社当時に描いていた「成長」と、ここからの「成長」は、また違いそうですね。


本当にそうですね。一つ成長を実感できたと思ったら、目の前には次のスタートラインが引かれている感じで、終わりがないなって思っています(笑)

 

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